2014年06月05日
子ども・若者白書に見る若者像
2014年版の子ども若者白書が発表されました。その中に、若者の意識調査があります。世界7か国(日本、米国、韓国、英国、ドイツ、フランス、スェーデン)比較したものです。
「あなたは,自分の将来について明るい希望を持っていますか」との問いに対し、「希望がある」「どちらかといえば希望がある」と回答した若者は。日本が6割で断トツの最低。他は8~9割です。
また、自分の参加で社会を変えられるかもしれないと考えているのは3割。これも最下位です。ただ、自国のために役立つことをしたいと考えているのは55%で諸外国に比べて最も多くなっています。
日本の若者は、自己肯定感が低いのも目につきます。自分自身に満足しているのは45%。他の国では7~8割です。自分には長所があると考えているのも約7割で、これも最下位。特に20~24歳が最も低くなっています。
うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むとしたのは5割。これも最下位です。
つまらない、やる気が出ないと感じたことのあるのは8割弱。これは諸外国と比べて高くなっています。
働くことに対する現在・将来の不安では、最も多いのが、十分な収入が得られるか、という点です。次いで、老後の年金はどうなるのか、そもそも就職できるのか、仕事を続けられるのか、社会の景気動向はどうか、などが続きます。
現代の世相を反映していますね。
こうした若者の意識から、今後の施策として、就労では、キャリア教育や職業的自立の支援をあげています。企業が、すぐに使えるようにすることに重きを置いているとしか思えません。
その一方で、やっていることは、非正規を増やすこと、残業代をゼロにすることなど、若者の不安をあおるようなことばかりです。これでは若者が自分の将来に希望が持てるはずがありません。
若者の意欲のなさが伺われるような調査結果が並んでいますが、若者だって捨てたもんじゃありません。秘密保護法制定のとき、原発再稼働反対の取り組みへの参加、集団的自衛権反対の声など、政治や民主主義の危機に対する参加意欲は、想像を超える力があります。
「あなたは,自分の将来について明るい希望を持っていますか」との問いに対し、「希望がある」「どちらかといえば希望がある」と回答した若者は。日本が6割で断トツの最低。他は8~9割です。
また、自分の参加で社会を変えられるかもしれないと考えているのは3割。これも最下位です。ただ、自国のために役立つことをしたいと考えているのは55%で諸外国に比べて最も多くなっています。
日本の若者は、自己肯定感が低いのも目につきます。自分自身に満足しているのは45%。他の国では7~8割です。自分には長所があると考えているのも約7割で、これも最下位。特に20~24歳が最も低くなっています。
うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むとしたのは5割。これも最下位です。
つまらない、やる気が出ないと感じたことのあるのは8割弱。これは諸外国と比べて高くなっています。
働くことに対する現在・将来の不安では、最も多いのが、十分な収入が得られるか、という点です。次いで、老後の年金はどうなるのか、そもそも就職できるのか、仕事を続けられるのか、社会の景気動向はどうか、などが続きます。
現代の世相を反映していますね。
こうした若者の意識から、今後の施策として、就労では、キャリア教育や職業的自立の支援をあげています。企業が、すぐに使えるようにすることに重きを置いているとしか思えません。
その一方で、やっていることは、非正規を増やすこと、残業代をゼロにすることなど、若者の不安をあおるようなことばかりです。これでは若者が自分の将来に希望が持てるはずがありません。
若者の意欲のなさが伺われるような調査結果が並んでいますが、若者だって捨てたもんじゃありません。秘密保護法制定のとき、原発再稼働反対の取り組みへの参加、集団的自衛権反対の声など、政治や民主主義の危機に対する参加意欲は、想像を超える力があります。
Posted by がたべえ at 15:11│Comments(0)